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ディーエヌエ、好業績だが評価分かれる、サイト閲覧制限カギに。2008/01/25, 日経金融新聞, 4ページ, 有, 1268文字
携帯情報サイト運営のディー・エヌ・エー(2432)に対する市場の評価が分かれている。足元の業績は好調で各アナリストも高成長が続くとの予想をしてきたが、昨年末に携帯電話の有害サイト閲覧を制限する「フィルタリングサービス」の導入が浮上。閲覧制限の影響を見極めたいという慎重な見方が出る一方、影響は少ないとして強気の見方を崩さないアナリストも少なくない。
フィルタリングでは未成年の携帯電話利用者が出会い系サイトなどへの接続ができないよう制限する。昨年十二月に増田寛也総務相が携帯電話各社に要請。新規契約者は一月から既存契約者は夏をメドに適用されるとみられる。
ディーエヌエの連結売上高の四九%を占める娯楽サイト「モバゲータウン」は、無料でゲームやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用できる点が特長。会員は若年層を中心に八百万人を超え成長の原動力となっているが、現在検討されている基準ではフィルタリングの対象になる。
ディーエヌエは規制対象から外してもらうように働きかけていく方針だが、確たる見通しはない。フィルタリング規制の対象となった場合の業績への影響についてリーマン・ブラザーズ証券の米島慶一氏は「(既存契約者が適用となる)夏ごろにならなければ分かりにくい」とする。モルガン・スタンレー証券の根間尚志氏も現時点では業績への影響が読みにくいとしている。
一方、日興シティグループ証券の山科拓氏は「最終的に閲覧規制の対象から外れるかはっきりしないが、二十代以上など高い年齢層を対象にした広告が増えており、影響は少ないだろう」と指摘する。
ディーエヌエは十八日、二〇〇八年三月期決算予想を上方修正した。連結売上高は前期比二倍の二百九十億円、経常利益は二・七倍の百二十六億円となる見通し。モバゲータウンの閲覧増による広告収入が好調だった。
同社はモバゲー以外にも携帯競売サイト「モバオク」やパソコン向け競売・通販サイト「ビッダーズ」などの事業を展開するが、「モバゲーと比べれば成長は小幅で、業績への影響は少ない」(米島氏)。モバゲーの動向が同社の成長を左右する。
株価については昨年末の急落の影響で「割安感がある」(米島氏)との声は多い。夏以降フィルタリングの影響がどう出るか市場が注視している。
【表】ディー・エヌ・エーに対するアナリストの見方
アナリスト〓(所属) 投資判断 理 由
根間 尚志氏 強気 モバゲーの伸びを評価。業績予想や投資判断にフィルタリングの影響は織り込まず
〓〓 モルガン・スタンレー証券 〓〓
山科 拓氏 強気 フィルタリングの影響は軽微。モバゲーを中心に成長する
〓〓 日興シティグループ証券 〓〓
米島 慶一氏 中立 フィルタリングの影響は夏ごろまではっきりしない。高い年齢層の顧客開拓が必要
〓〓 リーマン・ブラザーズ証券 〓〓
(注)根間氏はフィルタリング規制による影響を織り込んでいない
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